jcss校正サービス誕生の背景

自分が行った測量が本当にあっているのか。信頼性を確保するにはどうしたらいいのか。そういう疑問や悩みを感じたことのある測量機を使用するユーザーは多いのではないでしょうか。測定の信頼性を見るためには校正の手続きが欠かせません。jcssのサービスは、このようなユーザーの疑問を解決するために生まれました。トレーサビリティの考え方をとりいれたものです。測定に用いられた機器が標準器によって定期的に校正される。それに用いられた標準器は、いつ、どこで、どのような標準器で校正されたかをたどっていけば、国家標準器にたどりつけるということです。国家標準は、国際標準につながることになります。言い換えると計測器を使う人を守るサービスであり国際的にも認められる計測器を作り出すサービスです。

校正サービスが日本で必要になった背景とは

jcssのサービスは、2つの制度でなりたっています。「計量標準供給制度」と「校正事業者登録制度」です。校正事業者の登録制度とは、経産省のNITE(通商産業検査所)が平成5年から校正事業者の認定制度として運営しているものです。このサービスが必要とされる背景は、自動車産業で輸出にあたって国際標準に基づく計測がなされる必要が起こったことです。当時の欧米では、トレーサビリティを取り入れた計測が主流になっており、その基準に及ばない製品を輸出するのに支障がでてきていました。早期に日本でもトレーサビリティに基づく計測が確保されないと国際的に相手にされないという危険性がありました。測量を実施する上での校正手続きがいかに大切かが、産業界で理解されるようになりjcssの制度が誕生することになりました。

国として定めた計量標準と国際標準の関係について

経済活動や社会活動で計量の公平性は確保されるべきものです。日本では平成4年に計量法の改正がなされ、システムとしてjcssの制度をとりいれることが決まりました。従来から、共通の計量標準を使いましょうという取り決めはありましたが世界で通用しますというお墨付きはありませんでした。これでは、測定の正確性を確保することにはなりません。その動きが、世界でのトレーサビリティのできる制度を後押しすることになりました。世界標準の制度に達する基準を作り、校正認定された業者が校正をしたことを証明した書類を添付して製品を輸出すれば、信用度は格段にアップします。日本の標準計量器は世界標準器につながります。日本の製品が海外で認められることです。このことは。製品を海外に輸出している業者にとって心強い制度となりました。